2012年6月18日月曜日

古いLet's Note で高い解像度を使う方法

はじめに

古い Let's Note (に限らないかもしれませんが) は、公式には限られた解像度しかサポートしておらず、大きなディスプレイをつないでも高解像度は生かせません。 個人的に WUXGA 映したいという要求があったので試行錯誤した結果、映すことに成功しました。 VGA なので限界はあるし、実際ちらつくんですが、ハックとして有用だったのでまとめてみました。

CF-W5/Windows XP SP3/Panasonic標準ドライバで確認しています。

注意

保証外の手順なので、機械を壊す可能性があります。また、レジストリに値を書き込むので、最悪OSが起動しなくなります。 at your own risk でお願いします。

必要なツール

DTDCaluclator と MonInfo をインストールします。

手順

MonInfo でディスプレイの EDID を取ってきます。クリップボードにコピペします。

DTD Calculator を起動して、コピペします。




1920x1200 は BIOS レベルで禁止されているようで、そのままでは使えません。そこで、微妙に小さな解像度にすることによって、ブラックリストを回避します。
そこで、Calculation タブで H Active Pixels に 1919 と入力して、 1919x1200 の解像度にします。そして、信号のタイミングを合わせるために、 Horizontal Blanking Interval を +1 します。

Registry Hack のタブから Write DTDs to Registry として設定を保存し、再起動します。
あとは通常通り画面のプロパティを開くと、カスタマイズした解像度が使用できます。




参考

2012年6月11日月曜日

フレッツ光ネクストと IPv6

日本は取り残されてしまっちゃいましたが、World IPv6 Launch なんてイベントもあって、そろそろ IPv6 の普及が見えてきたのかな、なんていう感じです。

さて、フレッツ光ネクストで IPv6 を使うには大きく分けて「PPPoE IPv6」と「IPoE IPv6」の2種類があります。

PPPoE IPv6 は、普通の PPPoE 接続のインターネットを IPv6 に対応させたものです。なんか PPPoE  2セッションも張る必要があるのかなという気はしますが、ともかくこれで IPv6 通信ができます。ただし、利用には PPPoE IPv6 対応のルーターが必要で、新たに購入する必要があります。フレッツ光ネクスト(NGN) IPv6 PPPoEに対応したルータ一覧 によくまとまっていますが、これがまた種類がありません。実質的に NTT が売ってる MA-100 や DS-RA10 を買うことになりそうです。 あんまりイケてません。

IPoE IPv6 は、フレッツ網で使っている IPv6 を、フレッツ網の外につながるようにした物です。 IPoE って、 Ether は普通 IP 通すので、変な名前に思いますが... それはともかく。こっちだと、「IPv6 ブリッジ」機能が付いている多くの家庭用ルーターで動作します。ただし、ISP は結構限られていて、場合によっては乗り換えが必要です。大手だと IIJmio とか BIGLOBE、 @nifty あたりでしょうか。 フレッツのページから検索できます

どちらも一長一短ですが、機器の更新が要らないし、PPP のオーバーヘッドがないことを考えると IPoE のほうがよさそうです。ただ、 IPoE のほうは NGN の技術的な限界で、 NGN と ISP を接続する「Virtual Network Enabler」と呼ばれる事業者が3社しかなく、このへんの将来性に難がありそうです。IPv6 IPoE VNE数増加が公表される、その他 というニュースもあるので、もうちょっとましになりそうですけど。

私は現在 so-net を使っていて、 PPPoE IPv6 には対応しているけど IPoE IPv6 には非対応、さらに PPPoE 対応ルーターも持っていないので、ルーターかISPのどちらかを変更しないといけません。 これを機に IIJ なんかに変えてみようかなぁと思ったりしますが、月2000円は高いなぁと思ったり... 難しいですね。

2012年6月1日金曜日

新卒で就活をする方にやってほしいたったひとつのこと

昨日の退職エントリは予想以上の反響で、書いた本人ちょっとびっくりしています。

結果として私も就活に"失敗"したことになるので、少ない経験ですが何かの役にと思って書きました。今日はもうちょっと前向きな話です。

新卒で就活をする方にやってほしいたったひとつのこと

インターンシップに行きましょう。

私が新卒で就活をしていた時にやらなくて、一番後悔したのがインターンシップです。

理系の研究室の学生だと、教授の反応が芳しくなかったり(「そんなことしなくても推薦するよ」「研究が学生の本分」)、学会発表や論文執筆が忙しかったり、進学と迷っていたりとなかなかインターンシップに行くモチベーションがないと思います。ですが、そこを押して、ぜひインターンシップに行って欲しいと思います。

インターンシップに行くと良いことがたくさんあります。
  • 採用選考時に考慮してもらえる(ところもある)
  • 社外秘の内情がよくわかる
  • 実際の業務に触れられる
  • 仕事中の社員の顔が見れる
私がもしインターンシップに行っていれば、ソフトウェア開発手法のミスマッチなんかは結構防げたかなと思いました。

あと、「残業どれぐらい?」とか「休みは取れるの?」みたいな、すごく気になるけどなかなか説明会では本当のところが見えない疑問に関しても、インターンシップにいけば実際のところがわかります。説明会では取り繕うことができても、インターンシップ生がいる間だけ残業を減らすなんてことはできないからです。

それから、ソフトウェア開発の現場に関しては
  • パソコンのスペック
  • ディスプレイの大きさ
  • 机や椅子の使い心地
  • ソース管理の有無
  • バグ管理の手法
などを観察することによって、その会社がソフトウェア開発をどう捉えているのか少し感じ取れるのではないでしょうか。

どんな会社にインターンに行く?

一番行きたい会社のインターンに行きましょう!選択の余地なしです。就活の本番と違うので、親の目とか気にせず行きやすいと思います。

心のなかでは本当に興味があっても、「安定してないんじゃないの?」「聞いたことない」「外資の日本支社なんて、使いっ走りさせられるだけ」みたいな、周囲の声に惑わされて応募しない会社、中にはありませんか?そういうところこそ、インターンシップで答えを見つけるのにピッタリです。


インターンシップに行ったことのない私ですし、インターンシップに行ったからといって今回のミスマッチが防げたとは限りませんが、もし一つだけ挙げるとしたらこれかな、と思います。

インターンシップ、おすすめです。