2014年8月1日金曜日

Fedora 20でI218Vを認識させる方法

Asus Z97M-Plusのような新しめのAsusマザーボードには、イーサネットコントローラーとしてIntel I218Vが搭載されています。ところがFedora 20のインストールディスクにはこのデバイスドライバは入っていません。インストール方法を記録しておきます。

私は違う環境のFedora 20でビルドしてUSBで運びました。仮想マシンを使うのが楽だと思います。

必要パッケージなど

  • kernel-devel-3.11.10-301.fc20.x86_64 (バージョンも揃えます)
  • "Development Tools" 一式
  • I218V用の新しいドライバ e1000e-x.y.z.w.tar.gz っていうファイル名

ビルド手順

ダウンロードしたe1000eの圧縮ファイルを展開します。私の場合は e1000e-3.1.0.2.tar.gz でしたので tar xf e1000e-3.1.0.2.tar.gz します。

"cd e1000e-3.1.0.2/src; make BUILD_KERNEL=3.11.10-301.fc20.x86_64" します。すると、同じディレクトリにe1000e.koが生成されます。

e1000e.koを何とかして対象のマシンに移動し、"cp e1000e.ko /lib/modules/`uname -r`" して、対象のディレクトリに入れます。

おもむろに "depmod; modprobe e1000e" します。 "ip a" してインタフェースが見えれば成功です。

カーネル更新後

この記事を書いている2014年8月1日現在で手に入る最新カーネルの3.15.6-200.fc20ではI218Vに対応していますので、yum upgradeした後は特に対応不要です。

0 件のコメント:

コメントを投稿